30 July 2026

7月28日

一昨日は、みんたるにて『古楽の夕べ』ライブでした。
きっかけは、年に一度古楽コンサートでご一緒している上坂美穂子さんからのリクエスト。7月末に古楽好きの友達が遊びに来るので、リュートや古楽を聴ける機会を作ってくれないか、とのことでした。ちょうど僕も7月末が空いているなと思っていたので、古楽専門の方で最近共演がなかった中村会子さんをお誘いし、開催となりました。

本番当日は、直前にトラブルが起きたり、熊本の地震のニュースを見てしまったりで、微妙な気持ちのまま開演。何とか演奏に集中するようにしました。今回も、ルネサンスを中心に、イタリア、スペイン、フランス、イギリス、各国の曲を数曲ずつ演奏するスタイルにしました。こう並べて聴くと、国ごとの音楽の違いがよく分かる気がするし、お客さまにもそれを感じて頂けたのではないかと思います。

今回も予想以上に多くのお客さまがお越しくださり、また、長引いてしまった本番も終始温かく見守ってくださり、本当に感謝です。共演の会子さん、体調不安もある中の長丁場お疲れさまでした。みんたる・みかよさん、そして飛び入りで歌ってくださった上坂さんと、お友達の森下泉さんも、ありがとうございました。

今日の1曲
Glen Hansard "Say It To Me Now"
今朝ニュースを眺めていたら、アイルランドのミュージシャン・俳優のGlen Hansardが交通事故で亡くなった、と目に飛びこんできた。彼とMarkéta Irglováが主演したアイルランド映画『Once』は、ずっと僕の好きな映画トップ3に入っている。映画内の曲はFalling Slowlyが圧倒的に有名だけど、オープニングのこの音楽と映像も何ともいい。昔、僕はアイルランドでギタリストになることを夢見て現地に渡ったけれど、上手くいかず、でも何かしなければと時々路上でギターを弾き、このシーンを思い浮かべて、この場所でも何度か弾いた。この時の挫折経験がなかったら、リュートを手にすることもなかった。まだ56歳、あまりに突然で、早すぎる終わり。

14 July 2026

7月11日

先日の土曜日は、『ヴィオラ・ダ・ガンバとリュートの響き』コンサートでした。
このコンサートは、僕がこれまで重いコンプレックスを抱えて敬遠してきた通奏低音に、ついに腰を据えて取り組もうと、ガンバ奏者の布施久美子さんをお誘いして実現したものでした。

布施さんは、僕が札幌で最初に繋がったミュージシャン。まだ札幌をよく知らない頃に、何かとコンサートの案内をくれたり、お世話になり続けている小松﨑健さんなどに紹介してくれたのも、布施さんでした。この方なくして、札幌での僕の音楽生活はどうなっていたか分かりません。同じ古楽というジャンルに属し、僕が通奏低音コンプレックスを解消するきっかけもくれた恩人です。

そんな方と2人だけで一からつくるコンサートは、知り合って4年半にして初めて。楽しかった!もっとも、キャリアが段違いの布施さんに、言い出しっぺの僕が頼ってばかりでしたが…。

当日はあいにくの雨模様、近くで花火大会も開催される日で混雑していましたが、特別にキャンセル待ちの方までお越し頂け、満席以上の盛況でした。会場のkamokamoは、金工工房もある素敵なギャラリー。ブロック造りの壁に、程よく音が響きます。

プログラムは、僕が慣れているダウランドから始まり、オルティスなどを経て、最後はマラン・マレの組曲。温度・湿度の影響もあって楽器が安定せず、本番中のチューニングにかなり時間を取ってしまいましたが、お客さまには温かく見守って頂き感謝です。

おおむね好評頂けたようで、今回できなかった曲、新しくやってみたい曲などもあり、また12月にデュオ・コンサート開催予定となりました。これまた楽しみ。

お越しくださった皆さま、会場kamokamoさん、そして布施さん、ありがとうございました。


今日の1曲
atmos bloom "It's Enough"
ちょうど投稿を書いている時に、お気に入りチャンネルi'm cyborg but that's okからの動画を見つけて、初めて知ったバンド。かっこいい。相変わらず音楽と映像の組み合わせが絶妙で、まるで公式ミュージックビデオ。


07 July 2026

7月5日

一昨日は、カッキートリオのライブでした。歌の柿崎さとみさん(カッキー)とハンマーダルシマーの小松﨑健さんとのトリオ、僕にとっては、実は一番ライブが多い組み合わせかもしれません。会場は、狸小路にある喫茶店ガッチャ。狸小路の日曜昼下がりの賑やかさに、ちょっとびっくりしました。お越しくださった皆さま、ガッチャ・鈴木さん、柿崎さんに健さん、ありがとうございました。

プログラムは、イタリアのフロットラやヴィラネッラから始まり、少しバロックを挟んでダウランドへ、締めはアイリッシュ。フロットラは師匠の得意分野であり、僕も特に追求したい分野ですが、取り組むほどに分からなくなってきてしまう気がする…。一生勉強です。

常々、古楽にハードルを感じてほしくないと思いながら演奏をしているのですが、まだまだそのハードルを取り払えない印象があり、歯痒い。歌の内容は、ただ恋人の浮気を嘆いているだけだったり、現代のポップスと何ら変わらないのです。


今日の1曲
Pomme  "En cavale"
いつか自分は、こんなふうに楽器1本とカバン1つ背負って放浪する生活をするのかな…と時々少し不安な気持ちにはなるのだけど、同時に、人生で一度ぐらいそんな生活をしてみるのもいいだろうなぁ…と思う。とりあえず、この音楽も映像もすごくかっこいい。