07 April 2026

Schedule

活動予定

2026年

4月25日(土)
19:00
ひいらぎ(札幌市中央区大通東3丁目1-27富士ビル1F)
Fine. (二津美和子: 歌、荻野光生: ハンマーダルシマー)
ゲスト:小松﨑操(フィドル)、星直樹(ギター、ブズーキ)、布施久美子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、中島康宏(リュート)

5月30日(土) 詳細後日
15:00
ガンゲット・ダイマ(札幌市中央区南3条東1丁目6)
Fine. (二津美和子: 歌、荻野光生: ハンマーダルシマー)、中島康宏(リュート)

7月5日(日) カッキートリオ
16:00
ガッチャ(札幌市中央区南2条西1丁目)
¥3,000+オーダー
柿崎さとみ(歌)、小松﨑健(ハンマーダルシマー)、中島康宏(リュート)

4月4・5日

先日の土・日曜日は、『東風吹く庭で』と題されたコンサートに出演しました。当初、北海道の東は釧路から、リコーダーなどを演奏される村雲雅志さんをお招きし、ダルシマーの小松﨑さん(健さん)とガンバの布施さん3人でのコンサートが計画されたようですが、せっかくなのでリュートも、と誘って頂きました。

初めてお会いする方、初めて演奏する会場、初めての連日公演、初めて弾く曲が半分以上(難曲多数…)と、僕は初めて尽くし。さらに御三方の影響力で、宣伝する間もなく、早くも2か月前に満席に。2か月間、針のむしろに座るような気分でした。

本番は、毎度ながら、崖っぷちを目隠しで突っ走って気がついたらゴールしていた感じ。いろいろ考えたり味わったりする余裕はほとんどないのですが、今回はそれでも少しだけ冷静でいられた部分があり、コンサートを通して鍛えられたような気がします。終演後、お客さまの一人が「リュートって、いつも音が小さいわけじゃないんですね」と話しかけてくださり、とても嬉しかったです。個人的には、リュートはある意味爆音の楽器だと思います。そんな真の姿をもっと知ってほしいし、もっとお見せできるように、精進を続けたいと思います。ただあくまで本当の魅力は、小さな音で、少ない音数で弾いてカッコ良いところだと思いますが。

本番前日に初めてお会いした村雲さんは、凄腕リコーダー奏者と聞いてビクビクしていましたが、音楽への愛とユーモアが溢れる方で、ほっとしました。実はお医者さんであり、手塚治虫のブラックジャックの大ファンだった僕も、音楽のできる医者になれたら良かった、と思いました(理数科目が絶望的だった)。リュートを弾いていなければ、この3人の誰にも会うことはなかった、そんなリュートがそっと繋いでくれるご縁の不思議さとありがたみをひしひしと感じた3日間でした。コンサートもおおむね好評頂けたようで、次回は釧路?と夢を膨らませながら解散となりました。レッドーベリースタジオの飯塚さんも、ありがとうごいざました。今回のコンサートには理想的な素晴らしい響きの会場でした。

昨年から続くビウエラ製作は、一時期中断していました。学校に質問を送るのですが、どう聞いてもちぐはぐな答えが返って来て、すったもんだすること3週間。ついに僕の方が根負けして、モヤモヤを残したまま作業を進めることにしました。この前やっとボディの裏板を接着、一気に楽器らしくなって、ちょっと感動。

今日の1曲
TOCCHI  "これだけで十分なのに"
昔少しだけバイトしていた中古レコードショップの店長がギャングスタ・ラップ専門で、いろんなラップを仕事中聞かされていた。そんなこともあって、未だに何も知らないけれど、ラップへの興味だけは持ち続けている。札幌出身ラッパーによるこの曲、最初はBASIのリミックスで知った。コロナ禍真っ只中の異国の地で、知り合いもいない新しい町に来て、リュートからすっかり離れ、ただ生き延びるために安時給の工場仕事に身を費やしていた、そんな時期に出会った。この歌は強がりなんかじゃない、本心です。


21 March 2026

3月15日

先日日曜日は、小樽のレコードショップ「音とこだま」さんにて、ソロライブでした。こちらでは、毎月1回レコードやCDを聴く会が開かれているそうで、僕の生徒さんが常連さんというご縁で、その会の特別(?)版としてお声がけ頂きました。小樽では初めての演奏で、お客さまも全員、僕のソロは初めてだったと思います。音楽好きの方々が集まるということで、解説をいつもより長めにしてみました。準備はしていましたが、いざ話し出すと肝心な事を忘れたり、考えていなかったことが急に思い浮かんで口走ってしまったり…トークも磨かなければ。曲はイタリアをメインで、その他ヨーロッパ主要国のレパートリーを一通り。普段ソロは1時間ぐらいのことが多いですが、気がついたら1時間半を超えていました。長丁場を皆さん温かく聴いてくださり感謝です。淘汰された古い音楽に、少しでも魅力を感じてもらえたなら良いのですが。何となくアイスランドのレコードショップを思い出しながら演奏しました。

今日の1曲
Angine de Poitrine  "Mata Zyklek"
最近話題になっているらしい2人組、その名も「狭心症」。正直、音楽も見た目も、こういうスタイルは一番苦手な部類。でもこのテクニックと、徹底的に作り上げられた独自の世界は凄い(インタビューで話す言葉まで独自の言語!)。何より、このスタイルでこの音楽をやるには、2人の間に強い信頼があって、しっかり同じベクトルを向いていないと難しいと思う。きっとそれが一番の魅力の源なんだろう。カナダ・ケベック州のバンドで、このライブはフランスということですが、あの巨大な帽子をどう運ぶのかすごく気になる。動画埋め込みが上手くいかないので、リンクを貼っておきます。
(追記:貼れるようになりました↓)


28 January 2026

1月21日

もう1週間経ってしまいましたが、先週21日はカッキートリオのライブでした。真冬の夜という外出しにくい時で、僕は事前に宣伝する余裕も全くなかったのですが、そんな中でもお越しくださった皆さまには感謝です。

前半はイタリアのフロットラを中心に。なぜかフロットラは演奏する方が少ない気がしますが、楽しい曲や美しい曲が多く、500年前の人々の息遣いが感じられるように僕は思います。ずっと探究を続けたい分野です。後半は今年没後400年のジョン・ダウランド作品を中心に。新曲で大コケしました…すみません。そんなミスも、その時その場にいなければ見られないのがライブの面白さです(開き直り)。

昨年から作っているビウエラは、学校とのやり取りがなかなかスムーズに進まず、大幅に遅れています。スペインはほとんど行ったことがないのですが、これがスペイン時間…?やっとボディとネックが繋がりました。

今日の1曲
Chesuqi  "The Blue"
ついこの前知ったアーティスト。ただただ、生まれ変わったら、こんな音楽と映像の才能とセンスを持っていたい。

17 December 2025

12月14日

先日のライブ、題して「静かな古楽のクリスマス」は、盛況のうちに終了しました。大雪も予想される中お越しくださった皆さま、フル回転でオーダーを提供し続けてくださったジャック・イン・ザ・ボックスの高倉さん、ありがとうございました。

今回演奏した曲のほとんどは合唱曲だったので、僕はアルト〜バスのパート2〜3声分をリュートに置き換えて弾きました。ルネサンス時代の人たちもきっと、一人では歌えない曲をこうやってリュートで弾いて楽しんでいたのだろうな、とアレンジをしながら想像しました。


今日の1曲
Giovanna Pessi & Susanna Wallumrød  "The Plaint"
ライブの中で、今回演奏したRíu ríu chíuは、アメリカのバンドThe Monkeesによる演奏もあることをお話しました。YouTubeでその動画を見てみると、500年前の人たちもまさにこんな感じで歌っていたのでは、と思えてきます。どうしてもクラシック音楽に分類されて、ハードルが高いと思われがちな古楽ですが、やっぱり昔のポップスなんだよなぁ…と僕は思います。このノルウェーのポピュラー歌手Susanna Wallumrødが歌うパーセルも素晴らしい。動画の埋め込みができないようなので、探してみてください。