19 September 2024

9月12日

気づけば1週間経ってしまいましたが、先週は中世音楽の中村会子さんとのコンサートでした。予想の2倍近い数の方々にお集まり頂きびっくり、皆様ありがとうございました。

初めて来てくださる方もたくさんでとても嬉しかったのですが、思ったように音が通っていないのを感じ、何とも歯がゆい演奏となってしまいました。蒸し暑かったこともあるかもしれませんが、おそらく弦の選択ミスが原因。弦楽器奏者にとっては弦の選択も大事なテクニックと考えているので、これは楽器のせいではなく、僕のせいです。いつか詳しく書けたらと思いますが、弦楽器、特にリュートのような軽い楽器は、弦を1本換えただけ、太さを0.01mm変えただけ、で別の楽器のような音色や弾き心地になってしまいます。10何本ものリュート弦を1本ずつ選んだら、その組み合わせは無限、一生かかっても理想の組み合わせを見つけることはできないでしょう。そこが面白いところであり、夜な夜なうなされる元でもあり…(割合1:9ぐらい)。

今回初めてルネサンス・スペインのビウエラ歌曲に取り組み、うまく言葉では表せませんが、リュート歌曲とはちょっと違うものを感じました。ビウエラ歌曲でも、歌詞がイタリア語のものはそれだけで雰囲気が変わり、伴奏パートもリュートらしいのがついているように感じたのは面白かったです。今後さらに掘り下げられたらと思います。



今日の1曲
Lexie Carroll  'We Never Made It To Glasgow'
彼女についても最近知りました。素晴らしくて、歌詞をほとんど覚えるぐらい聴いてしまった。こういうのを聴くと、またバンドでギターを弾きたくなってきます。僕の日本語耳には、歌詞のsaid thatが雪駄に聞こえて最初困惑。