先日のライブ、題して「静かな古楽のクリスマス」は、盛況のうちに終了しました。大雪も予想される中お越しくださった皆さま、フル回転でオーダーを提供し続けてくださったジャック・イン・ザ・ボックスの高倉さん、ありがとうございました。
今回演奏した曲のほとんどは合唱曲だったので、僕はアルト〜バスのパート2〜3声分をリュートに置き換えて弾きました。ルネサンス時代の人たちもきっと、一人では歌えない曲をこうやってリュートで弾いて楽しんでいたのだろうな、とアレンジをしながら想像しました。
今日の1曲
Giovanna Pessi & Susanna Wallumrød "The Plaint"
ライブの中で、今回演奏したRíu ríu chíuは、アメリカのバンドThe Monkeesによる演奏もあることをお話しました。YouTubeでその動画を見てみると、500年前の人たちもまさにこんな感じで歌っていたのでは、と思えてきます。どうしてもクラシック音楽に分類されて、ハードルが高いと思われがちな古楽ですが、やっぱり昔のポップスなんだよなぁ…と僕は思います。このノルウェーのポピュラー歌手Susanna Wallumrødが歌うパーセルも素晴らしい。動画の埋め込みができないようなので、探してみてください。